精選版 日本国語大辞典 「箱形」の意味・読み・例文・類語 はこ‐がた【箱形・箱型・筥形】 〘 名詞 〙① 箱の形。[初出の実例]「金網で造った長方形の箱形のも屡々用ゐたが」(出典:鼠と猫(1921)〈寺田寅彦〉一)② 公家の装束に多く用いる文様で、円形・亀甲形などに対して、長方形の飛文様をいう。近世の天皇特有の桐竹、鳳凰、麒麟の文様など。[初出の実例]「はこかたのいそぎあはすはあまのかる物わすれぬとこたふばかりぞ〈馬内侍〉」(出典:大斎院前御集(11C前)上) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例