空約束(読み)カラヤクソク

デジタル大辞泉 「空約束」の意味・読み・例文・類語

から‐やくそく【空約束】

約束を守らないこと。また、守られなかった約束。そらやくそく。

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精選版 日本国語大辞典 「空約束」の意味・読み・例文・類語

から‐やくそく【空約束】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「から」は接頭語 )
  2. 約束しておいて、それを守らないこと。いいかげんな約束。守られなかった約束。そらやくそく。
    1. [初出の実例]「今に今にと空約束(カラヤクソク)はてし無く」(出典たけくらべ(1895‐96)〈樋口一葉一六)
  3. 客がなじみの芸妓などのため、正月遊郭物日に花代・費用を負担し、実際には遊興しないこと。〔新時代用語辞典(1930)〕

そら‐やくそく【空約束】

  1. 〘 名詞 〙 いいかげんな約束。もともと守る気のない約束。から約束。
    1. [初出の実例]「マタ sorayacusocu(ソラヤクソク) シタテマツル コトニモ タヂロキ タマワズ」(出典:スピリツアル修行(1607)御パッションの観念)

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