空足（読み）からあし

精選版 日本国語大辞典

から‐あし【空足】

〘名〙

① 行っても目的を果たせないこと。むだに行くこと。むだ足。

※歌舞伎・夢物語盧生容画（1886）序幕「良師を選む所存でござれば、空足(カラアシ)などは厭(いと)ひませぬ」

② 階段などで足を踏む高さをまちがえて、足によけいな力が加わること。多く「からあしを踏む」の形で用いられる。

※古活字本荘子抄（1620頃）二「足のそこにから足ふむぞ」

③ はだし。すあし。

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

から‐あし【空足】

１ 「無駄足」に同じ。
２ 階段などの上り下りに、高さの見当をまちがえて踏みそこなうこと。「空足を踏む」
３ はだし。すあし。

出典　小学館

普及版 字通

【空足】くうそく

中空の鼎の足。

字通「空」の項目を見る。

出典　平凡社「普及版 字通」