空閨(読み)クウケイ

デジタル大辞泉 「空閨」の意味・読み・例文・類語

くう‐けい【空×閨】

夫婦片方がいないために、独りで寂しく寝る寝室孤閨空房。「空閨をかこつ」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「空閨」の意味・読み・例文・類語

くう‐けい【空閨】

  1. 〘 名詞 〙 相手がなくひとりで寝るさびしい寝室。孤閨(こけい)。空房。
    1. [初出の実例]「久戍帰期遠。空閨別怨悲」(出典:文華秀麗集(818)中・折楊柳〈嵯峨天皇〉)
    2. 「おとなしい本妻には三日でも四日でも空閨(クウケイ)を守らせて置きながら」(出典:今年竹(1919‐27)〈里見弴〉夏霜枯)
    3. [その他の文献]〔鮑照‐秋夜詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「空閨」の読み・字形・画数・意味

【空閨】くうけい

空房。

字通「空」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android