デジタル大辞泉 「空際」の意味・読み・例文・類語 くう‐さい【空際】 1 天と地との接する所。天際。そらぎわ。2 仏語。空の極まるところとしての涅槃ねはん。 そら‐ぎわ〔‐ぎは〕【空際】 ⇒くうさい(空際)1 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「空際」の意味・読み・例文・類語 くう‐さい【空際】 〘 名詞 〙① 天と地の接するところ。天際。[初出の実例]「疎疎空際灑レ花雨、不レ似二感レ時愁涙多一」(出典:枕山先生遺稿(1893)雨中東台書感)「空際にはふわふわとした綿のやうな白い雲がほっかりと」(出典:土(1910)〈長塚節〉六)[その他の文献]〔范‐奉同学士以落月満屋梁、猶疑照顔色為韻賦贈鄧提挙之宮江浙詩〕② 仏語。仏のさとりのこと。涅槃(ねはん)。[初出の実例]「空際无二人察一、法身独能詳」(出典:性霊集‐一(835頃)遊山暮仙詩) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例