穿ぐ(読み)ウグ

デジタル大辞泉 「穿ぐ」の意味・読み・例文・類語

う・ぐ【×穿ぐ】

[動ガ下二]《「うがつ」の自動詞形。上代は「うく」》
1 穴があく。くぼむ。また、出っぱったものが欠け落ちる。
「磯打つ波に当たりて大きに―・げたる岩穴あり」〈太平記・一八〉
「瘡かさガ―・ゲタ」〈日葡〉
2 (「目うぐ」の形で)無量の思いで遠望しつづけ、目がおちくぼむ。
「望めば、眼―・げぬべし」〈海道記〉

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関連語 俗諺 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「穿ぐ」の意味・読み・例文・類語

う・ぐ【穿】

  1. 〘 自動詞 ガ下二段活用 〙 ( 「うがつ(穿)」の自動詞形。古くは「うく」 )
  2. ① 掘られたり、削られたりして穴があく。えぐりとられたようになる。
    1. [初出の実例]「俗諺に云く、心に専ら欲することは石をも鑿(うが)て穿(ウケぬ)」(出典:醍醐寺本遊仙窟康永三年点(1344))
  3. ② (鼻、かさぶたなど、出っぱったものが)欠けおちる。とれる。
    1. [初出の実例]「 ハナウケタル」(出典:伊呂波字類抄(鎌倉))
  4. ③ ( 「眼うく」の形で用いる ) 無量の思いで遠望しつづけ、眼がおちくぼむ。
    1. [初出の実例]「眼は穿(ウクレ)ども蓬莱の嶋をば見ず」(出典:白氏文集天永四年点(1113)三)

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