立売町(読み)たちうりまち

日本歴史地名大系 「立売町」の解説

立売町
たちうりまち

[現在地名]新発田市大栄だいえい町七丁目

本町の南側、新発田川の外に東西に並ぶ新町東端に位置する。当町西端から鉤の手に北上する道に沿うよろず町と合せ、「両町」と称された。城下町の上手(東)出入口にあたり、大木戸を出て新発田川を渡ると人数溜があり、南折して上鉄砲かみてつぽう町を抜けると会津街道で、参勤交代の道であった。南折せず東進すれば、城下総鎮守の諏訪神社がある。

慶長一五年(一六一〇)頃の給知方ほど役帳(新発田市史資料)には濁酒役を納める「立町」の源兵衛など三名がみえ、当町と考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android