デジタル大辞泉 「飛火」の意味・読み・例文・類語
とび‐ひ【飛(び)火】
1 火の粉が飛び散ること。また、その火の粉。
2 火事のとき、火の粉が飛んで離れた場所に燃えうつること。また、燃えうつったその火。「風下に
3 事件の影響などが、無関係と思われるようなところにまで広がること。「汚職事件が各方面に
4 小児に多い伝染性の皮膚病。ぶどう球菌や連鎖球菌などの
[類語](2)延焼・類焼・もらい火・火事・火災・火難・出火・失火・炎上・大火・
化膿菌とくに黄色ブドウ球菌の感染による膿皮症の一種。高温多湿の季節に,おもに乳幼児にみられ,水泡性膿痂疹または伝染性膿痂疹ともよばれる。顔面,軀幹,四肢など全身の一見健康な皮膚面に,突然大小いろいろな水泡がつぎつぎに生じ,すぐに破れて糜爛(びらん)面となり痂皮(かさぶた)がつく。新生児剝脱(はくだつ)性皮膚炎,ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群などは飛火の重症型と考えられている。虫刺症,汗疹(あせも),湿疹性病変を搔破(かきこわすこと)して生じた傷に原因菌が感染して始まることが多い。抗生物質の内服と外用を十分に行えば短期間で治癒する。治療と予防には環境の改善がたいせつであり,クーラーなどを使用して快適な生活を営み,同時に皮膚を清潔にし,病変部にさわらないように注意する。したがって,病変があっても,ふろは禁じられるがシャワーは用いて支障なく,その後で外用抗生物質を用いるようにする。なお,まれに腎炎を併発することがある。
執筆者:山本 一哉
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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