立太子の礼

共同通信ニュース用語解説 「立太子の礼」の解説

立太子の礼

皇太子であることを公に告げる儀式。古くは皇位継承順位を定めた制度がなかったため天皇が皇太子を指名、平安時代に儀式の形が整ったとされる。ただ、朝廷衰退南北朝時代から江戸時代まで中断した時期もあった。明治時代に制定された旧皇室典範で天皇の長男を皇太子とすることを明文化旧来の皇太子を指名する儀式から、皇太子であることを内外に示す儀式へと意味合いが変わった。現行皇室典範には規定がないため、戦後2回は、政府がそれぞれ重要儀式として国事行為とした。

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