立板(読み)タテイタ

デジタル大辞泉 「立板」の意味・読み・例文・類語

たて‐いた【立(て)板】

立てかけてある板。立ててある板。
牛車ぎっしゃ車箱両側の称。
木目もくめが縦に通っている板。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「立板」の意味・読み・例文・類語

たて‐いた【立板】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 立ててある板。
    1. [初出の実例]「翡翠のかんざしは青黛がたていたに唐墨をかけたるに異ならず」(出典:御伽草子・さいき(室町末))
  3. 牛車(ぎっしゃ)の車の箱の両側の称。ここに物見の窓を設けたものとないものがある。
    1. [初出の実例]「三人被振合(ふりあはせられ)て、或は立板に頭を打ち」(出典今昔物語集(1120頃か)二八)
  4. 木目(もくめ)が縦に上下に通っている板。〔塵芥(1510‐50頃)〕

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