立通す(読み)タテトオス

デジタル大辞泉 「立通す」の意味・読み・例文・類語

たて‐とお・す〔‐とほす〕【立(て)通す】

[動サ五(四)]
最後まで立てておく。立てつづける。「旗を―・す」
主義・方針などを変えないで貫く。ある態度状況を最後まで続ける。押し通す。「意地を―・す」

たち‐とお・す〔‐とほす〕【立(ち)通す】

[動サ五(四)]最後まで立ったままでいる。終始立ちつづける。「席がなくて映画が終わるまで―・した」

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精選版 日本国語大辞典 「立通す」の意味・読み・例文・類語

たて‐とお・す‥とほす【立通】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
  2. 最後まで立てておく。立て続ける。
  3. 最後までしつづける。ある態度や主張または、状況などを最後までつづける。おしとおす。
    1. [初出の実例]「彼(あの)梶原を申受ける、と云出す詞を立(タ)て通(トホ)す、重忠の押訴訟、頼朝をあぐませ給へば」(出典浄瑠璃・右大将鎌倉実記(1724)五)

たち‐とお・す‥とほす【立通】

  1. 〘 自動詞 サ行五(四) 〙 最後まで立ったままでいる。立ち続ける。
    1. [初出の実例]「汝本来馬の物にもあらずとうっても見しゃいても立通(タチトヲ)せば」(出典:浮世草子・色里三所世帯(1688)下)

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