日本歴史地名大系 「端山寺跡」の解説 端山寺跡はやまでらあと 宮崎県:えびの市大河平村端山寺跡[現在地名]えびの市大河平 木屋ヶ野狗留孫山(くるそんやま)権現(現羽山積神社)の西方にあった同社の別当寺。羽山寺とも記される。狗留孫山多宝院と号し、真言宗。本尊は阿弥陀如来・薬師如来・観音菩薩の三仏。寺地は大河平(おこびら)の中心集落より川内(せんだい)川を三里ほどさかのぼった深山の内にあり、山路険絶であった(三国名勝図会)。さらに上流に行くと肥後国に至り、その距離は当寺仁王門より肥後球磨(くま)境まで五町八間ほどであった(元禄一一年「飯野他領境并内場境麓廻縄引帳」えびの市役所蔵)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by