20世紀日本人名事典 「竹内直一」の解説
竹内 直一
タケウチ ナオカズ
- 生年
- 大正7(1918)年8月21日
- 没年
- 平成13(2001)年12月16日
- 出生地
- 京都府京都市
- 学歴〔年〕
- 東京帝国大学法学部政治学科〔昭和16年〕卒
- 経歴
- 昭和17年農林省(当時)入省。大臣官房経理課長、40年経済企画庁総合計画局参事官を経て、国民生活局参事官。42年牛乳の一斉値上げに抵抗し、国に撤回させる。この消費者保護が原因で43年調整局参事官を最後に退官。以後、消費者運動の道へ進み、44年日本消費者連盟の前身、日本消費者連盟創立委員会を結成、代表。49年に同連盟が発足し、代表委員に就任。消費者の立場で企業、官僚、行政などを鋭く糾弾し、商品テストと改善要求などの運動を推進し続けた。平成2年参与に退く。告発型消費者運動の草分け的存在で、大企業に対しても名指しで注文や告発を行い、“和製ラルフ・ネーダー”と呼ばれた。著書に「消費者運動宣言」「企業権力と消費者」「こんな官僚はヤメテしまえ」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報