竹向が記(読み)たけむきがき

改訂新版 世界大百科事典 「竹向が記」の意味・わかりやすい解説

竹向が記 (たけむきがき)

南北朝時代の日記。著者日野資名(すけな)の娘で西園寺公宗の妻となった名子(1310-58)。日記の時期は1329年(元徳1)から49年(正平4・貞和5)にわたり,南北朝戦乱さなかでの結婚,そして鎌倉幕府再興を企てて処刑された夫亡きあと,一子実俊を育てて西園寺家を継がせるに至る著者の半生を記す。書名は名子が住んだ西園寺邸の殿舎名で,同時に呼称でもあった〈竹向殿〉にちなむ。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

百科事典マイペディア 「竹向が記」の意味・わかりやすい解説

竹向が記【たけむきがき】

竹むきが記

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android