笛原寺(読み)ふえはらじ

日本歴史地名大系 「笛原寺」の解説

笛原寺
ふえはらじ

[現在地名]峰山町字五箇

鱒留ますどめ川の支流大萱おおがや川右岸にある。山号磯砂山(もと智福山)高野山真言宗、本尊聖観世音。

寺伝によれば弘仁六年(八一五)弘法大師開基。縁城寺年代記(縁城寺文書)には「応保二 丹州笛原寺聖観音現給、大永四 丹後笛原寺金堂炎上、元禄四 此年笛原寺観音再興」とある。また縁城えんじよう寺の過去帳(「中郡誌稿」所引)に「大僧都秀算笛原寺大門坊永正元年五月十五日」「賢正笛原寺而死天正六年七月十七日」とみえるので、縁城寺末であったと思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android