笹叩(読み)ささばたき

精選版 日本国語大辞典 「笹叩」の意味・読み・例文・類語

ささ‐ばたき【笹叩】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 巫女(みこ)が口寄せをするときに、両手に持った笹の葉を熱湯にひたして振りまわしながら神託を受けること。また、その口寄せの祈祷(きとう)。転じて、口寄せをする巫女。湯立て。ささっぱたき。
    1. [初出の実例]「おそろしや・妾が声乗るささばたき」(出典:雑俳・たから船(1703))
  3. 笹で煤払(すすはら)いをすること。また、その笹。

ささっ‐ぱたき【笹叩】

  1. 〘 名詞 〙 「ささばたき(笹叩)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「お禰宜(ねぎ)どのの占(うらねへ)も、市女(いちっこ)の笹(ササッ)ぱたきもいらねへ」(出典滑稽本浮世風呂(1809‐13)前)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む