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市女 イチメ

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デジタル大辞泉の解説

いち‐め【市女】

市で物を商う女。
「―来り酒売る」〈兼盛集・詞書〉

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世界大百科事典 第2版の解説

いちめ【市女】

市に現れる女の商人。平安時代には都の東・西市で市人(いちびと)とともに,政府の買上品や,余剰物資の売却品の取扱いに従事したが,東・西市が衰微するに従い,私商人化した。彼女らがかぶる独特な形をした,晴雨兼用のかぶり笠を市女笠という。平安末期に流行した装飾経の一つ,〈扇面法華経冊子〉の下絵に,市女笠をかぶった市女らしい女性が,京の町に並ぶ店頭に立ち寄っている姿が活写されている。古文献にみられる販女(販婦)(ひさぎめ)は,市女が公的性格を失ったのちも,営みつづけたと思われる女性行商人のことである。

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大辞林 第三版の解説

いちめ【市女】

市で物をあきなう女。 「徳町といふ-の富めるあなり/宇津保 藤原君

出典|三省堂
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