市に現れる女の商人。平安時代には都の東・西市で市人(いちびと)とともに,政府の買上品や,余剰物資の売却品の取扱いに従事したが,東・西市が衰微するに従い,私商人化した。彼女らがかぶる独特な形をした,晴雨兼用のかぶり笠を市女笠という。平安末期に流行した装飾経の一つ,〈扇面法華経冊子〉の下絵に,市女笠をかぶった市女らしい女性が,京の町に並ぶ店頭に立ち寄っている姿が活写されている。古文献にみられる販女(販婦)(ひさぎめ)は,市女が公的性格を失ったのちも,営みつづけたと思われる女性行商人のことである。もっとも,販女は必ずしも市女の系統をひくとはかぎらず,海人の妻女などもいたであろう。概して,女性は古くから交易の主役を担って市に登場し,また各地を行商して歩いたといえる。このことは,現在の民俗をみてもうなずける。
執筆者:北見 俊夫
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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