20世紀日本人名事典 「笹岡了一」の解説
笹岡 了一
ササオカ リョウイチ
昭和期の洋画家
- 生年
- 明治40(1907)年8月23日
- 没年
- 昭和62(1987)年6月8日
- 出生地
- 新潟県新津市
- 本名
- 秋元 了一
- 学歴〔年〕
- 三条中(旧制)卒
- 主な受賞名〔年〕
- 千葉県教育功労賞,新潟日報文化賞,日展総理大臣賞(第10回)〔昭和53年〕「ウィリアム物語」,勲四等瑞宝章〔昭和54年〕
- 経歴
- 昭和5年白日展に初入選し、6年帝展に初入選したのを機に上京、同郷の安宅安五郎に師事。同年と翌7年に白日賞を受け、8年同会会員となるが、15年退会し、16年創元会に参加。21年光風会会員となる。新文展、日展と官展への出品も続け、34年日展会員となる。53年の日展では「ウィリアム物語」で内閣総理大臣賞を受賞。この他朝日秀作展、国際具象展などにも出品。戦後は千葉県に住んで同県の美術活動にも尽力、千葉県美術会会長を務めた。30年以降は旧約聖書、ギリシア神話、民話をテーマにした作品を多く描いた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報