20世紀日本人名事典 「笹淵友一」の解説
笹淵 友一
ササブチ トモイチ
昭和・平成期の国文学者 東京女子大学名誉教授;ノートルダム清心女子大学名誉教授。
- 生年
- 明治35(1902)年9月30日
- 没年
- 平成13(2001)年12月8日
- 出生地
- 熊本県玉名郡春富村(現・三加和町)
- 学歴〔年〕
- 九州帝国大学国文学科〔昭和7年〕卒
- 学位〔年〕
- 文学博士〔昭和32年〕
- 主な受賞名〔年〕
- 日本学士院賞恩賜賞〔昭和37年〕「近代日本文学に於ける浪漫主義の研究」,勲三等旭日中綬章〔昭和57年〕,キリスト教功労者(第13回)〔昭和57年〕
- 経歴
- 青山学院大学教授、東京女子大学教授、ジョージタウン大学客員教授、上智大学教授、サンフランシスコ州立大学客員教授、ノートルダム清心女子大学教授を歴任。キリスト教が近代日本文学に与えた影響に関する研究で一石を投じ、昭和37年日本学士院賞恩賜賞を受賞した。主著に「北村透谷」「近代日本文学とキリスト教」「浪漫主義文学の誕生」「『文学界』とその時代」「明治大正文学の分析」「永井荷風」「小説家 島崎藤村」「宇津保物語 様式と方法」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報