笹野権三(読み)ササノゴンザ

デジタル大辞泉 「笹野権三」の意味・読み・例文・類語

ささの‐ごんざ【笹野権三】

浄瑠璃やり権三重帷子ごんざかさねかたびら」の主人公茶道の師浅香市之進の妻おさいとの不義を疑われ、流浪の末、市之進に討たれる。

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精選版 日本国語大辞典 「笹野権三」の意味・読み・例文・類語

ささの‐ごんざ【笹野権三】

  1. 近松門左衛門の浄瑠璃「鑓の権三重帷子(やりのごんざかさねかたびら)」の登場人物。浅香市之進の妻おさいと不義の汚名を着せられて駈け落ちし、のち市之進に討たれる。享保二年(一七一七)、大坂高麗橋の妻敵討(めがたきうち)題材として劇化する際に、もと歌謡に歌われた笹野権三郎を取り入れて創作したもの。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「笹野権三」の解説

笹野権三 ささの-ごんざ

鑓の権三(やりのごんざ)

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