等旋光度則(その他表記)isorotation rule

法則の辞典 「等旋光度則」の解説

等旋光度則【isorotation rule】

糖類旋光度について成立する経験的法則.別名を「ハドソンの規則*」ともいう.糖類のアノマー立体配置を決定できる規則である.たとえばグルコピラノースの α 型と β 型において,C1炭素の旋光寄与をA,残り全部の寄与をBとしたとき,一方のアノマーの分子旋光度は[+A]+ [+B],他方のアノマーの分子旋光度は[-A]+ [+B]のようになる.この場合「C1の旋光寄与Aは,それ以外のところで起きた構造変化にはほとんど影響されない」(第一則),および「C1の構造に変化があっても,Bにはほとんど影響を与えない」(第二則)ということになるが,この二つの経験則を合わせて「等旋光度則」という.

出典 朝倉書店法則の辞典について 情報

関連語 ハドソン

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む