出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報
…佐賀県小城郡などでは〈なべぶたかぶせ〉といって,嫁の入家式になべぶたをかぶせ,めでたい唱え言をとなえる風習があった。なお,〈なべかぶり祭〉と呼ぶ奇祭が滋賀県米原町の筑摩(ちくま)神社に伝えられている。《伊勢物語》などに見られるごとく,〈筑摩(つくま)の祭〉として平安時代すでに都にも知られていた祭りで,女たちが交渉をもった男たちの数だけ,なべを重ねてかぶり,神幸にしたがったもので,なべの数を偽れば神罰をこうむるとされていた。…
…丹生(にゆう)川上流の醒井峡谷(名)と県立醒井養鱒場の一帯は絶好のハイキングコース。筑摩(ちくま)神社の春の例祭は,紙の鍋をかぶった少女と女帯をかついだ少年が行列する鍋冠(なべかむり)祭の奇祭で知られる。【井戸 庄三】。…
※「筑摩神社」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...