筑摩神社(読み)つくまじんじゃ

精選版 日本国語大辞典 「筑摩神社」の意味・読み・例文・類語

つくま‐じんじゃ【筑摩神社】

  1. ( 「ちくまじんじゃ」とも ) 滋賀県米原市朝妻筑摩にある神社祭神は大御饗津(おおみけつ)神、大年神倉稲魂(うかのみたま)神。孝安天皇の頃の創立と伝えられる。

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デジタル大辞泉プラス 「筑摩神社」の解説

筑摩神社

滋賀県米原市にある神社。旧県社。創祀不詳だが、孝安天皇の時代と伝えられる。祭神は御食津大神(みけつおおかみ)、大年神(おおとしのかみ)、宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)。毎年5月に行なわれる春の例祭「鍋冠(なべかんむり)まつり」は平安時代から続くもので、張子の鍋を被った狩衣姿童女による行列で知られる。

筑摩神社

長野県松本市にある神社。「筑摩」は「つかま」と読む。室町時代中期に建てられた本殿は国の重要文化財指定されている。筑摩八幡宮、国府八幡宮とも。

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事典・日本の観光資源 「筑摩神社」の解説

筑摩神社

(長野県松本市)
信州の神社百選」指定の観光名所。

出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報

世界大百科事典(旧版)内の筑摩神社の言及

【なべ(鍋)】より

…佐賀県小城郡などでは〈なべぶたかぶせ〉といって,嫁の入家式になべぶたをかぶせ,めでたい唱え言をとなえる風習があった。なお,〈なべかぶり祭〉と呼ぶ奇祭が滋賀県米原町の筑摩(ちくま)神社に伝えられている。《伊勢物語》などに見られるごとく,〈筑摩(つくま)の祭〉として平安時代すでに都にも知られていた祭りで,女たちが交渉をもった男たちの数だけ,なべを重ねてかぶり,神幸にしたがったもので,なべの数を偽れば神罰をこうむるとされていた。…

【米原[町]】より

…丹生(にゆう)川上流の醒井峡谷(名)と県立醒井養鱒場の一帯は絶好のハイキングコース。筑摩(ちくま)神社の春の例祭は,紙の鍋をかぶった少女と女帯をかついだ少年が行列する鍋冠(なべかむり)祭の奇祭で知られる。【井戸 庄三】。…

※「筑摩神社」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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