算崩し(読み)サンクズシ

デジタル大辞泉 「算崩し」の意味・読み・例文・類語

さん‐くずし〔‐くづし〕【算崩し/三崩し】

算木をくずしたように、3筋ずつ縦横石畳いしだたみ状に並べたしま模様。算木崩し。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「算崩し」の意味・読み・例文・類語

さん‐くずし‥くづし【算崩・三崩】

  1. 〘 名詞 〙 ( 算木をくずした形の意 ) 平織組織で経(たていと)と緯(よこいと)の色の配列のしかたにより表われる文様一つ三筋ずつ縦横に石畳のようにした縞または模様をいう。唐桟(とうざん)などに用いる。算木崩し縞。さんくずれ。
    1. 算崩
      算崩
    2. [初出の実例]「奉書紙〈サンクツシ〉本綿〈一端〉・錫双〈午房五把、唐腐十五〉」(出典:舜旧記‐文祿五年(1596)一月二一日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android