節の旗(読み)セチノハタ

デジタル大辞泉 「節の旗」の意味・読み・例文・類語

せち‐の‐はた【節の旗】

さおの頂上に、牛の尾の黒い毛または黒く染めたを束ねて垂らしたもの。即位御禊ごけい儀式に用いる。大頭おおがしら節下せちげ

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精選版 日本国語大辞典 「節の旗」の意味・読み・例文・類語

せち【節】 の 旗(はた)

  1. 竿の頂に、牛の黒毛の尾、または墨染めの苧(お)をたばねて結びたらしたもの。即位式大嘗会の禊(みそぎ)行幸などの儀式に用いる旗。大頭(おおがしら)節下(せちげ)の旗。節旗(せっき)。節幡(せつばん)。せち。
    1. [初出の実例]「建礼門前南去十余丈立節旗標、南去一丈立大臣標」(出典貞観儀式(872)二)

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