せち‐ぶるまい‥ぶるまひ【節振舞】
- 〘 名詞 〙 節日にひとに馳走すること。特に、正月節日の馳走。新年を無事に迎えたのを祝って行なわれ、民間では、正月の晦日(みそか)までの間に親戚故旧を集めて酒食を振舞ったり、訪問し合って宴会などを催したりする風習をいう。せち。せつぶるまい。《 季語・新年 》
- [初出の実例]「懸想文うる せち振舞 物ぬひ始」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)
- 「織田信長正月五日節振舞あるべしとて、佳例にまかせ諸侯を集め給ふ」(出典:室町殿物語(1706)七)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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