築地二丁目(読み)つきじにちようめ

日本歴史地名大系 「築地二丁目」の解説

築地二丁目
つきじにちようめ

[現在地名]中央区築地一―三丁目

築地一丁目の南西にあり、北東・南西は築地堀、南西の築地本願寺との間にも一部支堀がある。明治五年(一八七二)起立。万治元年(一六五八)木挽こびき町地先の海浜が埋立てられてできた土地(築地)の一画。寛文新板江戸絵図では南東部は出羽新庄藩戸沢氏の屋敷が占め、北西部は旗本青山氏・松平氏・戸田氏らの屋敷に細分されている。戸沢氏屋敷の跡は享保期(一七一六―三六)には備前岡山藩池田氏の中屋敷となり、以後屋敷地の削減・復帰はあるものの幕末まで同屋敷。残りの地は享保期にはさらに細分化されたが、北西の築地堀沿いにあった旗本青山・秋田両氏の屋敷などは文化(一八〇四―一八)頃から幕末まで変わらない(沿革図書・享保年中江戸絵図)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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