篝り火花(読み)かがりびばな

とっさの日本語便利帳 「篝り火花」の解説

篝り火花

シクラメン和名。クリスマス前後の花屋店頭に飾られるので冬の花と思いがちだが、それは温室での栽培種だからで、俳句ではシクラメンは春の季語。この花はサクラソウ科多年草で、地中海東部の原産。春の季語に取り入れられているのは、三月頃下向きに花をつけるため。長い柄のハート形の葉に白斑がある。一重八重などの種がある。ヨーロッパで「豚の饅頭」といわれるのは、放し飼いの豚がその球根を食べるので。
シクラメン花のうれひを葉にわかち\久保田万太郎

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

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