篠懸けの木科(読み)すずかけのきか

精選版 日本国語大辞典 「篠懸けの木科」の意味・読み・例文・類語

すずかけのき‐か‥クヮ【篠懸木科・鈴懸木科】

  1. 〘 名詞 〙 双子葉植物の科名。一属七種あり、北半球温帯に分布する。落葉高木。葉は互生し托葉があり、幹から樹皮が脱落して滑らかな木肌を見せる。花序は長い柄で葉腋から下垂し、小花が密に集まって球状となる。各々の花序は単性の風媒花から成る。各々の小花は基本的にはそれぞれ四個の萼片、花冠、雄しべまたは雌しべから成ると考えられるが、各部が非常に変形していて、裸出した雄しべまたは雌しべが多数の小さな鱗片で囲まれているとの見解もある。果実は球状の痩果で全面を長い毛状体で覆われている。日本には自生の現存種がないが、化石が第三紀の地層から出現する。

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