篠懸(読み)スズカケ

デジタル大辞泉 「篠懸」の意味・読み・例文・類語

すず‐かけ【×篠懸/鈴懸】

修験者しゅげんじゃ衣服の上に着る麻の法衣直垂ひたたれと似た形に作る。すずかけごろも。
スズカケノキ別名 花=春》「―の更けつつ薫れ寝にかへる/波郷

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 直垂

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「篠懸」の意味・わかりやすい解説

篠懸
すずかけ

修験道行者山伏が衣の上に着る麻の法衣。鈴掛とも書く。金剛界を表わすという上衣と,胎蔵界を表わすという袴から成る。行者が深山を行くとき篠竹の露を防ぐためのものといわれる。

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