籍田(読み)セキデン

デジタル大辞泉 「籍田」の意味・読み・例文・類語

せき‐でん【籍田/×藉田】

古代中国で、宗廟に供える穀物天子みずから耕作した儀式。また、その田。日本でも行われた。

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精選版 日本国語大辞典 「籍田」の意味・読み・例文・類語

せき‐でん【籍田】

  1. 〘 名詞 〙 古代中国で、宗廟に供える祭祀用の穀物を天子みずから耕作した儀式。また、その田。日本でも、諸大名が農耕奨励のために行なった。
    1. [初出の実例]「藉田麦秀農人度・馳道蓬生賈客行」(出典:春台先生紫芝園稿(1752)前稿・二・寧楽懐古)
    2. [その他の文献]〔漢書‐文帝紀〕

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普及版 字通 「籍田」の読み・字形・画数・意味

【籍田】せきでん

に供える神饌を、天子が親耕する儀礼。〔呂覧、上農〕を務むる以(ゆゑん)のは、以て本と爲すなり。是の故に天子親(みづか)ら侯をゐて、田をし、大夫士皆功業り。

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