双鉤(読み)ソウコウ

  • そうこう サウ‥
  • そうこう〔サウ〕
  • 双×鉤

デジタル大辞泉の解説

書道の執筆法の一。筆の軸に親指と人差し指・中指をかけ、薬指を軽く添えて書く法。
文字の上に薄紙を置き、輪郭だけを線で写し取ること。籠写(かごうつ)し。籠字籠抜き

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙
① 書道の筆法の一つ。筆の軸を、親指と食指、中指とにはさんで持ち、薬指で軽く支えてかく法。中国、唐の張旭にはじまる。
※和俗童子訓(1710)四「高く筆をとり、双鉤(サウコウ)し、端正に字を書べし」 〔魏文帝‐答友人書〕
② 書画などを写すのに、中を空白にし、輪郭だけ線で写しとること。また、その写しとったもの。籠写(かごうつし)
※米庵墨談(1812‐27)二「双鉤は俗に称する籠字なり。古人の書を写すに用ゆ」 〔陸游‐秋陰詩〕

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世界大百科事典内の双鉤の言及

【双鉤塡墨】より

…響搨(きようとう)ともいう。その方法は複写しようとする原本の上を透視できる紙で覆い,穂先の利く筆で細線を引いて文字の輪郭を正確に写し,輪郭線だけで籠字(かごじ)にとる,これを双鉤(集字)という。さらにその輪郭線内に原本の濃淡どおりに墨または朱を塗り入れることを塡墨または廓塡という。…

※「双鉤」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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