日本歴史地名大系 「米中買座跡」の解説 米中買座跡こめなかがいざあと 石川県:金沢市金沢城下第四連区十間町米中買座跡[現在地名]金沢市十間町江戸時代の十間(じつけん)町西隅に設けられていた。中買座は加越能三国の米価を取決め、藩米・藩士知行米の売却を業務とし、町奉行の支配下に中買肝煎が管轄(金沢古蹟志)。米仲買肝煎は天和三年(一六八三)尾張(おわり)町津幡屋豊右衛門ほか四名が任名されており(改作所旧記)、中買商人は正徳六年(一七一六)には二、三人であったが、享保六年(一七二一)には一九五人に増加(金沢古蹟志)。文化八年(一八一一)の金沢町絵図名帳では、たとえば十間町に米中買肝煎一人・米中買三人が居住し、当所には能登屋十右衛門中買集所と記されている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by