米多井(読み)めたのい

日本歴史地名大系 「米多井」の解説

米多井
めたのい

[現在地名]上峰村大字前牟田字小坊所

米多村集落の北北東六〇〇メートルにあった井戸。「肥前風土記」の米多郷に「此郷之中有井、名曰米多井、水味鹹」とみえる。景行天皇がこの地を巡狩した際、この井戸の底に海藻が生えているのを見て「海藻ふ井」と名付けたのがなまって米多井となり、やがて郷の名となったと同書に記されている。この地は等高線五―一〇メートルの平地で、古代の海岸線に近く、地名起源はともかく海藻が生ずる井戸もありうるとされている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 領主 村長 古く

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む