米搗蟹(読み)コメツキガニ

デジタル大辞泉 「米搗蟹」の意味・読み・例文・類語

こめつき‐がに【米××蟹】

十脚目スナガニ科のカニ干潟にすむ。甲は球形で、甲幅約1センチ。各脚の長節は小判形で、鼓膜のような聴覚構造がある。はさみを上下に動かして砂を口に入れ、有機物を食べたあとの残りを砂の団子にする。名は、はさみを上下に動かすのを米つきに見なしたことに由来

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精選版 日本国語大辞典 「米搗蟹」の意味・読み・例文・類語

こめつき‐がに【米搗蟹】

  1. 〘 名詞 〙 スナガニ科の小形のカニ。各地の内湾や河口の砂泥の干潟に群棲する。甲は長さ一センチメートル内外の丸みを帯びた四角形で背に顆粒(かりゅう)が散在する。色は暗青色で、はさみや歩脚の爪は紫赤色。脚に鼓膜のような構造があり、浸透圧調節に関係すると考えられている。干潟に穴をあけてすみ、砂をすくって口に運び、有機物を食べた残りかすを小さな砂団子に丸めて穴の周囲にまき散らす。食餌をとりながら両方のはさみ脚を上下にゆるやかに動かす。いなつきがに。いねつきがに。〔物類称呼(1775)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「米搗蟹」の解説

米搗蟹 (コメツキガニ)

学名Scopimera globosa
動物。スナガニ科のカニ

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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