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米軍の兵力展開見直し べいぐんのへいりょくてんかいみなおし Global Posture Review

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知恵蔵2015の解説

米軍の兵力展開見直し

2001年8月からの在外米軍配置と基地・施設の見直し。2020年の米戦略に必要とされる観点からの見直しで、9・11同時多発テロ以後は米本土防衛とテロとの戦いという要素が一層重視されるようになった。軍事的脅威として米国が「無頼国家(rogue states)」と呼ぶイラン北朝鮮などの国からの大量破壊兵器ミサイルによる攻撃、米国が持つ技術を上回る、あるいは全く新しい技術を使った非対称型の攻撃、破綻国家(failed states)における過激派、武装勢力ゲリラによる攻撃なども重視されている。冷戦の終結で米軍配備の必要性が薄れた地域(例えば欧州)では大幅に削減し、脅威の発生と米軍投入の必要性が予想される地域(中東、中央アジアアフリカ中・北部、東南アジア東アジア)には迅速に投入でき、柔軟な運用が可能になる配備とされる。03年から在韓米軍の縮小と再配備、トルコのインジルリク航空基地の使用に関する交渉が各国政府との間で開始された。05年から06年に基本的な計画が決まり、7〜10年をかけて実際の部隊配備や基地の削減・増設が行われる在日米軍基地と部隊の再配置は、06年5月末に日米政府間で基本合意が成立した。

(江畑謙介 拓殖大学海外事情研究所客員教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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