粉麦(読み)こむぎ

精選版 日本国語大辞典 「粉麦」の意味・読み・例文・類語

こ‐むぎ【粉麦】

  1. 〘 名詞 〙 大麦を炒(い)って粉にひいたもの。塩や砂糖を加えてそのまま食べたり、熱湯や水で練って食べる。麦落雁(らくがん)など菓子材料にする。はったい粉。香煎(こうせん)麦こがし
    1. [初出の実例]「継々(つぎつぎ)の袋に粉麦(コムギ)小豆(あづき)など取まぜ」(出典浮世草子西鶴織留(1694)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android