粗布(読み)ソフ

デジタル大辞泉 「粗布」の意味・読み・例文・類語

そ‐ふ【粗布】

粗末な布。
織り目のあらい布。

あら‐ぬの【粗布】

織り目の粗い布。粗末な布。

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精選版 日本国語大辞典 「粗布」の意味・読み・例文・類語

そ‐ふ【粗布・麁布】

  1. 〘 名詞 〙 粗末な布。また、織目のあらい布。
    1. [初出の実例]「文繍誠是奢麗、麁布何堪卑窮」(出典本朝文粋(1060頃)一・孫弘布被賦〈源英明〉)
    2. 「袈裟をつくるには麤布を本とす」(出典:正法眼蔵(1231‐53)袈裟功徳)

あら‐ぬの【粗布・荒布】

  1. 〘 名詞 〙 織り目の粗い布。粗妙(あらたえ)一説にコウゾなど樹皮繊維で織った布、すなわち、太布(たふ)
    1. [初出の実例]「丸太もこもも荒布も粉灰(こっぱい)となりて」(出典:室町殿日記(1602頃)一〇)

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