荒布(読み)アラメ

デジタル大辞泉 「荒布」の意味・読み・例文・類語

あら‐め【荒布】

コンブ科の褐藻外洋のやや深い海に生える。葉は羽状カジメに似るが、両面しわがあり、暗褐色で、乾くと黒くなる。食用肥料とする。地方によりカジメともいう。 春》
[類語]緑藻緑藻植物紅藻紅藻植物褐藻青味泥あおみどろ青海苔海苔布海苔馬尾藻ほんだわら鹿尾菜ひじき水雲もずく若布昆布毬藻

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精選版 日本国語大辞典 「荒布」の意味・読み・例文・類語

あら‐め【荒布】

  1. 〘 名詞 〙 褐藻類コンブ科の海藻。宮城県以西の太平洋岸、および津軽海峡から九州までの日本海沿岸の干潮線下からやや深い所に生育する。生育地の水の深さに応じて高さ二メートルにも達する。黒褐色で葉を群生する。食用となるほかアルギン酸ヨード原料とする。《 季語・夏 》→かじめ
    1. [初出の実例]「海藻〈略〉本朝令云滑海藻〈阿良米 俗用荒布〉」(出典:十巻本和名抄(934頃)九)
    2. 「片手にはあらめをひろいもち」(出典:平家物語(13C前)三)

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動植物名よみかた辞典 普及版 「荒布」の解説

荒布 (アラメ)

学名Eisenia bicyclis
植物。コンブ科の褐藻

荒布 (アラメ)

植物。コンブ科の褐藻。カジメの別称

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