粟尻古墳群(読み)あわじりこふんぐん

日本歴史地名大系 「粟尻古墳群」の解説

粟尻古墳群
あわじりこふんぐん

[現在地名]宇和町山田

宇和盆地に南から中央部に北向きに突出する山脚の尾根伝いに前方後円墳といわれてきた小森こもり古墳(二五〇メートル)があり、直線距離で約一キロのぼった山頂平坦部近く(約三六〇メートル)に粟尻第一・第二・第三号墳がある。いずれも宇和平野を一望の下に収める恰格好の地である。

第一号墳は羨道も短く、天井石を失い、石室全長七・五メートル、玄室奥行五メートル、奥壁高二・二メートル、底幅一・七メートルで、底面は舟底形に近い。金環一、銀環四、ガラス製勾玉一、刀身残欠のほかに変形珠文鏡(径七センチ)出土墳丘は径約一六メートルで円墳、俗称バクチ穴という。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む