粟散辺土(読み)ゾクサンヘンド

デジタル大辞泉 「粟散辺土」の意味・読み・例文・類語

ぞくさん‐へんど【×粟散辺土】

粟散辺地」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「粟散辺土」の意味・読み・例文・類語

そくさん‐へんど【粟散辺土】

  1. 〘 名詞 〙 ( 後に「ぞくさんへんど」とも ) =そくさんへんじ(粟散辺地)
    1. [初出の実例]「此国は粟散辺土(ソクサンヘンド)なりといへども」(出典:高野本平家(13C前)灌頂)

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四字熟語を知る辞典 「粟散辺土」の解説

粟散辺土

世界の果てにある粟のような小国。特に、中国インドに対して日本をさしていう。

[使用例] その心さえ除いてしまえば、この粟散辺土うちにも、おれほどの苦を受けているものは、ごうしゃの数より多いかも知れぬ[芥川龍之介俊寛|1922]

[解説] 「粟散」は粟粒のように散乱すること。「辺土」は片田舎

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