日本歴史地名大系 「粟野町」の解説 粟野町あわのまち 栃木県:上都賀郡粟野町面積:一七八・三五平方キロ県西部、上都賀郡の中央に位置。足尾(あしお)山地の東側斜面を占め、粟野川・粕尾(かすお)川・永野(ながの)川上流沿いにそれぞれ細く深く長い谷が構成され、町域は北西から南東に帯状をなす。北は粕尾峠を越えて足尾町、東は鹿沼市、南は西方(にしかた)村・栃木市、西は安蘇(あそ)郡葛生(くずう)町・群馬県勢多(せた)郡東(あずま)村。三川の源流はそれぞれ古峰原(こぶがはら)高原南側の横根(よこね)山(一三七二・八メートル)・地蔵(じぞう)岳(一二七四・三メートル)・尾出(おで)山(九三三メートル)付近で、最北の粟野川と中央の粕尾川(思川源流)は口粟野(くちあわの)で合流して小倉(おぐら)川となって南東流し、町東端から西方村東部、下都賀郡壬生(みぶ)町北部の広い氾濫原に出る。最南西の永野川は栃木市に流れ込み、同川沿いの地域は大越路(おおこえじ)峠が粕尾川沿いの下粕尾と結ぶものの、栃木方面との結び付きが強い。主要地方道鹿沼―足尾線・栃木―粟野線、県道草久(くさぎゆう)―粟野線・深程(ふかほど)―楡木(にれぎ)線などが通るほか、東端を東北自動車道がかすめる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by