精神対話士(読み)せいしんたいわし

知恵蔵mini 「精神対話士」の解説

精神対話士

孤独や寂しさなど心的問題を抱えている人の希望する場所に出向き、対話により精神的な支援を行う者、及びその資格のこと。ケアの対象者は、高齢者、病人、被災者、引きこもりの人、いじめの被害者など多伎にわたる。治療精神療法は行わず、あくまで対話・傾聴することにより相手の心的状態の改善を目指す。財団法人メンタルケア協会(1993年設立)が開催する「メンタルケア・スペシャリスト養成講座」の基礎課程と実践課程を受講・修了し、「精神対話士の選考試験」に合格した者に資格証が発行される。精神対話士は、同協会の派遣依頼によりクライアントの希望する場所に出向き、1回80分単位で対話し、報酬を得る。2010年時点の有資格者は約800名。

(2013-9-4)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

とっさの日本語便利帳 「精神対話士」の解説

精神対話士

哲学者のような名前だが、メンタルケア協会が認定する民間資格名で、カウンセリング仕事

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