糊空木(読み)ノリウツギ

デジタル大辞泉 「糊空木」の意味・読み・例文・類語

のり‐うつぎ【×空木】

アジサイ科の落葉低木。山地自生。葉は楕円形で先がとがり、縁にぎざぎざがある。7、8月ごろ、白い装飾花のある小花を多数円錐状につける。樹皮から製紙用ののりを作る。さびた。のりのき。

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精選版 日本国語大辞典 「糊空木」の意味・読み・例文・類語

のり‐うつぎ【糊空木】

〘名〙 ユキノシタ科の落葉低木。各地の山地に生える。高さ二~三メートル。葉は長さ二センチメートル内外の柄があって対生し、葉身は楕円形または卵形で先は急に尖り、縁には鋸歯(きょし)がある。枝先に周囲を装飾花で飾られた長さ一〇~三〇センチメートルの大きな円錐花序を生じ、七~一〇月にかけて咲く。装飾花は花弁状の萼(がく)片三~五個からなり、白色だがのち紅色を帯びることもある。幹の内皮から製紙用の糊をとる。材でパイプステッキかさの柄などをつくる。のりのき。にべのき。とろろのき。さびた。〔日本植物名彙(1884)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「糊空木」の解説

糊空木 (ノリウツギ)

学名Hydrangea paniculata
植物。ユキノシタ科の落葉低木・小高木,園芸植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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