デジタル大辞泉
「糟毛」の意味・読み・例文・類語
かす‐げ【×糟毛】
1 馬の毛色の名。灰色に少し白い毛がまじっているもの。
「―なる馬に乗り」〈古活字本保元・中〉
2 白髪まじりの頭髪。
「ひょこひょこと来るは撥鬢―の親仁」〈浄・浪花鑑〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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かす‐げ【糟毛】
- 〘 名詞 〙
- ① 馬の毛色の一つ。白毛に黒毛または赤毛の入りまじったもの。また、その馬。かすげのうま。
- [初出の実例]「にげなくもくらぶめる哉いちしるく匂ひすぐれし早きかすけに」(出典:康保三年順馬毛名歌合(966))
- ② 白髪のまじった頭髪。しらがまじり。斑白。
- [初出の実例]「一人は、糟毛の四方髪」(出典:浮世草子・傾城歌三味線(1732)一)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の糟毛の言及
【ウマ(馬)】より
…葦毛は幼時は栗毛,鹿毛,青毛のいずれかで,年をとるとともに白色毛が増すもので,壮年に至ってほとんど全身白色となるが,長毛まで白くなることはほとんどない。このほか有色毛と白色毛のまざる糟毛(かすげ),斑紋のある斑毛(ぶちげ)などもある。
【祖先種】
家畜のウマの祖先種についてはプシバルスキーウマ(モウコウマ)Przewalskii horseのみと主張する単元説と,そのほかにターパンtarpanやシンリンターパンがあったとする多元説とがある。…
※「糟毛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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