…髪の詩人ボードレールは金髪偏愛ではなかったが,モーパッサンの《髪の毛》は金髪の束を手に幻想と陶酔にふけった色情狂患者の話であり,ハイネのローレライ(《ローレライ》),フケーのウンディーネ(《水妖記》)も金髪である。 金髪と反対に,赤毛の髪の人は信を置けないとして嫌われた。イスカリオテのユダが赤毛だったという伝説とも関連している(シェークスピア《お気に召すまま》)。…
※「赤毛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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