糸岡庄(読み)いとおかのしよう

日本歴史地名大系 「糸岡庄」の解説

糸岡庄
いとおかのしよう

福岡ふくおか町・小矢部おやべ市にまたがる近世の糸岡郷の一部を庄域としたとみられる庄園。弘安六年(一二八三)六月三〇日の官宣旨(東南院文書)に「越中国糸岡庄」とみえ、尼真性の使として庄内に入り狼藉を行った奈良東大寺僧覚範の身柄を搦取り差出すよう同寺に命じられている。正安二年(一三〇〇)に没した室町院(後堀河天皇皇女暉子内親王)遺領を記した年未詳の室町院領目録(八代恒治氏旧蔵文書)には、新御領として糸岡庄があげられている。室町院領は承久の乱後幕府に没収された後鳥羽上皇方の所領のうち、守貞親王(後高倉院)に返付されたのち八条院領を除いて室町院へと伝領されたものであるが、新御領とある当庄がいつから室町院領に含まれたかは不明。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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