糸所(読み)イトドコロ

デジタル大辞泉 「糸所」の意味・読み・例文・類語

いと‐どころ【糸所】

平安時代中務省なかつかさしょう縫殿寮ぬいどのりょうに属した役所端午薬玉くすだまなどを作った。

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精選版 日本国語大辞典 「糸所」の意味・読み・例文・類語

いと‐どころ【糸所】

  1. 〘 名詞 〙 平安時代、中務省縫殿寮(ぬいとのりょう)被官の一つ。寮の別所として、職員に預(あずかり)一人女嬬(にょうじゅ)六人、刀自四人、官人代一人がいた。五月五日の端午節の際には薬玉(くすだま)を献上した。
    1. [初出の実例]「造五月五日昌蒲珮所。〈略〉右料物送糸所造備」(出典延喜式(927)一五)

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