女嬬(読み)ニョジュ

デジタル大辞泉 「女嬬」の意味・読み・例文・類語

にょ‐じゅ【女×嬬/女×孺/女×豎】

律令制で、宮中に仕えた下級女官堂上掃除灯油のことなどをつかさどった。めのわらわ。にょうじゅ。
中国で、夫人ひんなどに仕えた女官。

にょう‐じゅ【女×嬬/女×孺】

にょじゅ(女嬬)1

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞 出典 実例

精選版 日本国語大辞典 「女嬬」の意味・読み・例文・類語

にょ‐じゅ【女嬬・女孺・女豎】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 令制で、宮中に仕える下級の女官。堂上の掃除、灯油のことなど雑用をつとめた。めのわらわ。にょうじゅ。〔令義解(718)〕
  3. 明治以後、宮中、東宮御所の女官のうちの最下級のもの。
    1. [初出の実例]「改女官官位〈略〉従八位 女嬬 二十二石」(出典:明治職官沿革表(1886‐94)一)
  4. 召使いの小女。こまづかい。じょじゅ。

にょう‐じゅ【女嬬・女孺】

  1. 〘 名詞 〙にょじゅ(女嬬)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android