事典 日本の地域ブランド・名産品 「紀州梅干」の解説
紀州梅干[加工食品]
きしゅううめぼし
和歌山県産の梅を使用して日高郡印南町・日高郡みなべ町・田辺市・西牟婁郡で生産された梅干。江戸時代、耕地に恵まれなかった現在のみなべ町や田辺市の地域に、紀州田辺藩が梅の栽培を奨励したことが始まり。やがて南部梅の梅干が江戸で有名になり、明治時代には梅の生産から加工まで一貫しておこなわれるようになった。大粒で果肉が厚くやわらかい梅干。2007(平成19)年10月、特許庁の地域団体商標に登録された。商標登録番号は第5086808号。地域団体商標の権利者は、紀州みなべ梅干協同組合・紀州田辺梅干協同組合。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報