紀田上(読み)きの たうえ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「紀田上」の解説

紀田上 きの-たうえ

770-825 平安時代前期の官吏
宝亀(ほうき)元年生まれ。紀船守の子。大同(だいどう)元年相模守(さがみのかみ)。5年平城(へいぜい)上皇重祚(ちょうそ)をくわだてた薬子(くすこ)の変にくわわり,変の平定後佐渡権守(ごんのかみ)に左遷される。天長元年上皇が死去すると,ゆるされて京都にかえった。從四位下。天長2年4月13日死去。56歳。

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